新型コロナワクチンの抗体はどうなの?日系病院が解説

新型コロナワクチンの抗体はどうなの?日系病院が解説
新型コロナワクチンの抗体はどうなの?日系病院が解説

世界中を騒がせている新型コロナウイルス。

カンボジアでは新型コロナウイルスのワクチン接種が世界トップレベルで進んでいます。

今回は、カンボジア初の日本人医師によるクリニック「KenClinic(ケンクリニック)」が新型コロナウイルスの抗体について詳しく解説します!

抗体とは

ウイルスや細菌が人間の体内に侵入すると、免疫が働いて抗体を作り出します。

抗体にはいくつもの種類がありますが、そのうちの1つである『中和抗体』は、ウイルスのタンパク質に結合して感染や重症化を防ぐ働きがあります。

 

現在、新型コロナウイルス感染症治療として日本などで行われている『抗体カクテル療法』は、2種類の中和抗体を組み合わせて点滴するものです。

この中和抗体のひとつを測定する『SARS-CoV-2-s抗体検査』というものがあります。

 

2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の原因ウイルスの名称がSARS-CoV-1(これもコロナウイルスCorona Virus)で、今回の新型コロナがSARS-CoV-2です。

『COVID-19』は病名。s抗体はスパイクタンパクに対する抗体という意味です。

これは、既に感染したことがあるか、あるいはワクチンの効果を調べるのに役立ちます。

新型コロナワクチンの抗体

「ケンクリニック」では、8月初めから数十人に対して中和抗体検査を行ってきました。

0.8 U/ml以上が陽性ですが、中和抗体として充分な値、すなわち感染を防げる値は15 U/ml以上、高力価は250 U/ml以上とされています。

 

検査の結果、中国製ワクチン(Sinovac/Sinopharm)接種者の抗体は25~50U/mlで、アストラゼネカ社ワクチン接種者の抗体は300~850U/mlでした。

抗体がどれくらいできるかというのは個人差もあるので、この数十人のデータだけでワクチンの優劣を付けられるわけではありません。

また、効果や副反応も世界中のデータの蓄積と今後の分析を待つ必要があります。

 

ちなみに「ケンクリニック」の日本人医師の抗体価は、シノバック製ワクチン2回接種後で32U/mlでしたが、アストラゼネカの追加接種後は2500 U/ml以上に跳ね上がりました。

他の人もほとんどが同様に、3回目を接種後に抗体価が著しく上昇した結果が出ています。

そのため、抗体は充分な量があっても月日とともに減少していくものなので、どのワクチンでも追加接種を受けた方がよいと考えられます。

抗体検査受付中

「ケンクリニック」では抗体検査を実施しています。

ワクチンの効果や、新型コロナ感染をしていたかどうかを血液検査で調べることができます。

費用

50ドル(診察代別)

 

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