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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアの首都プノンペン市当局は、観光地として人気が高まる「チャクトムック歩行者天国(Walk Street)」において、全面的に喫煙およびたばこ広告を禁止する方針を発表した。
公共空間における衛生と安全性の向上を目的としており、週末限定で開放されるこのエリアからたばこの煙を排除することが狙いである。
同歩行者天国は、ドンペン区のシソワット通りに位置し、ストリート94番から240番までの区間が毎週末午後6時から翌午前1時まで車両通行禁止となり、歩行者専用道路として開放されている。
2月の開設以来、地元住民や観光客の間で夜間の人気スポットとなっている。
新たな規制により、同エリア内ではレストランや店舗前を含むすべての公共スペース、公園、通りにおいて、たばこ製品の喫煙および吸引行為が禁止される。
電子たばこ、加熱式たばこ、水たばこ(シーシャ)なども禁止対象に含まれる。さらに、事業者には「禁煙」表示の掲示が義務付けられ、たばこ製品の広告・陳列も厳しく制限される。
市当局は、ドンペン区および基礎自治体に対し、禁煙措置の広報活動と規則の遵守状況を監督するように指示を出している。これにより、たばこによる健康被害の軽減および環境負荷の削減を目指し、カンボジア国内法への準拠も強化する構えである。
市内の飲食店経営者や住民からは、今回の措置に対し歓迎の声が多く寄せられている。世界保健機関(WHO)の統計によれば、カンボジアでは年間約1万5000人が喫煙関連疾患で命を落としており、特に低所得層に深刻な影響が出ているとされる。
今回の取り組みは、公共の健康と生活環境の改善に向けた一歩として注目される。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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