カンボジア国立銀行、日本との金融連携強化へ

カンボジア国立銀行、日本との金融連携強化へ
2025年10月21日(火)00時00分 公開
カンボジア国立銀行、日本との金融連携強化へ

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア国立銀行(NBC)は18日、日本の金融機関との関係強化に向けた協議を行った。

 

チア・セレイ総裁は、来訪したグローバル・ファイナンス&テクノロジー・ネットワーク(GFTN)およびハッタ銀行の代表団とそれぞれ会談し、デジタル金融技術の導入促進、長期的な投資支援、規制遵守の強化など、多岐にわたるテーマについて意見を交わした。

 

GFTNの共同創設者であり最高経営責任者(CEO)を務めるTakeshi Kito氏は、日本の規制サンドボックス委員の一員でもあり、今回の訪問の目的はカンボジアのフィンテック分野との連携を深めることにあると説明した。

 

これに対しセレイ総裁は、中央銀行が主導するデジタル決済プラットフォーム「バコン」の進展状況を紹介し、日本との協力を通じてカンボジアの金融インフラをさらに整備する重要性を強調した。

 

同日、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のハッタ銀行からも株主代表のKenichi Yamato氏率いる幹部団がNBCを訪問した。

 

同行は、NBCの規制を順守しつつ、カンボジアにおける持続可能な成長と長期的な投資支援を継続していく姿勢を示している。

 

セレイ総裁はこの取り組みに謝意を示すとともに、デジタル技術を活用した新たな金融商品開発をさらに推進するように促した。

 

日本のフィンテック分野における専門性と資本支援は、カンボジアの金融システムの安定性向上とイノベーション推進に大きく貢献すると期待されている。

 

政府もまた、国際的な連携を通じて経済の持続的成長を目指す姿勢を明確にしており、今回の協議はその一環として位置付けられる。

 

 

 

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