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<写真:Khmer Times>
カンボジア国立銀行(NBC)は、QRコードを活用した二国間越境決済をシンガポール、日本、インドとの間で近く開始する方針を明らかにした。
これは、地域内でのシームレスな取引を促進し、QRコード決済の利用拡大を図る戦略の一環である。
NBCは既に、マレーシアおよびUnionPay International(UPI)との間で二国間越境決済の第2段階を運用しており、フィリピンやインドネシアとも覚書を締結済みである。
第1段階ではカンボジアの利用者が海外でQRコード決済を行えるが、第2段階では提携国の利用者もカンボジア国内で同様の決済を行える。
NBCは5月に、決済取引の安全性・効率性向上や紛争解決の迅速化を目的としたガイドラインを策定した。
チェア・セレイ総裁は、米ドルの国際的な変動が貿易や投資に課題をもたらす中、リエルの流通・貯蓄・投資における役割強化が経済の強靭性維持に不可欠であると強調した。
また、ASEANおよびASEAN+3の枠組みで各国通貨の利用促進と金融危機対応力の強化を進める方針も示した。
さらにNBCは、国際決済銀行(BIS)が主導する越境決済接続強化プロジェクト「NEXUS Observatory」に参加し、ハイブリッド通貨や中央銀行デジタル通貨(CBDC)を活用した多国間決済の効率化を目指す。
現在、カンボジアはタイ、ラオス、ベトナム、韓国、マレーシア、中国とAlipay ConnectやUPIを通じて越境決済を実施しており、ティモール・レステ、ルワンダ、ソロモン諸島、フィジー、マダガスカル、ブータン、レソト、パキスタンとも決済システム開発に関する協力覚書を結んでいる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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