航空旅客数が回復基調、10カ月で566万人を記録

航空旅客数が回復基調、10カ月で566万人を記録
2025年11月21日(金)00時00分 公開
航空旅客数が回復基調、10カ月で566万人を記録

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア国家民間航空事務局(SSCA)は19日、2025年通年の航空旅客数が750万人に達する見通しを発表した。

 

1月から10月までの10カ月間における航空旅客数は566万人で、前年同期比14%の増加となり、航空業界の着実な回復と成長が明らかとなった。

 

現在運用されている国際空港は、プノンペンのテチョ国際空港、シェムリアップ・アンコール国際空港、シアヌークビル国際空港の3か所であり、期間中の発着回数は5万2954回に上り、前年同期比で12%の増加を記録している。

 

航空貨物の輸送量も好調で、7万4912トンとなり、こちらも前年比14%の伸びを示した。

 

SSCAの報告によれば、現在、国内外の航空会社34社が上記3空港に定期便を運航しており、国際的な接続性が向上している。

 

SSCAの報道官であるシン・チャンセレイ・ヴタ次官は、政府が進める「オープンスカイ政策」や新空港整備をはじめとするインフラ強化が、航空需要の拡大を後押ししていると説明した。

 

ヴタ次官は「航空旅客数の増加は、カンボジア航空業界の回復と拡大が進んでいる証左である」と述べており、実際に同政策のもとで新たな国際路線の開設も進んでいる。

 

たとえば、ターキッシュエアラインズはイスタンブールとプノンペンを結ぶ路線を、インディゴはインドのコルカタとシェムリアップを結ぶ路線を新たに開設した。

 

カンボジア旅行業協会(CATA)のチャイ・シヴリン会長も、航空ネットワークの拡充が観光業および経済に与える効果について言及しており「主要都市とカンボジアとの接続性が向上したことで、旅行者の利便性が高まり、観光誘致にも弾みがついている」と述べた。

 

カンボジアの航空輸送と観光業のさらなる発展が期待される中、持続可能なインフラ整備と政策支援の重要性が改めて浮き彫りとなっている。

 

 

 

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