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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアにおいて、伝統的な年中行事である「水祭り」が11月4日から6日まで全国で実施されている。
例年、首都プノンペンの王宮前を流れるトンレサップ川沿いで開催される主要イベントは、本年は延期となったが、地方自治体による地域ごとの祝祭は継続される見通しである。
政府の発表によれば、今回の主要イベントの延期は、カンボジア・タイ国境地帯における情勢への対応を目的とした措置である。
特に、国境地帯における避難民や、タイから帰国する出稼ぎ労働者への支援を優先する方針が示されており、公共資源をこれらの対応に集中させる意向が表明された。
一方で、祝日は例年通り3日間維持され、公務員および労働者には休暇が付与されている。
水祭りは雨季の終わりを象徴し、自然の恵み、とりわけ水資源への感謝を捧げる伝統的な行事であり、カンボジア国内において極めて文化的意義の高い祭典とされている。
例年は全国各地から人々がプノンペンに集い、ボートレース、光の船のパレード「ロイ・プラティップ」、月に祈りを捧げる「サンペアス・プレアケ」、そして炒った米をバナナやココナツジュースと共に食す「オック・アンボック」など、多彩な行事が行われてきた。
本年は主要会場での催しこそ見送られたものの、水祭りそのものは各地域の風習に基づき、今後も持続されていく見込みであり、文化の継承と地域社会の結束を象徴する祭事として引き続き重要な位置を占めていくとみられる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
    
    
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