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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア内務省は2025年後半における交通事故の急増を受け、全国的に交通法規の厳格な運用を再開する方針を発表した。
これは、公共の安全を確保し、「道路交通安全行動計画(2020〜2030年)」の達成を目指す取り組みの一環である。
警察当局によれば、2025年7月に発生したタイとの国境紛争への対応を優先するため、交通取締りは一時的に停止されていた。
その結果、路上から警察官の姿が消えた期間中に交通事故が増加し、死亡事故は前年同期比で10%増加した。
さらに2026年1月単月では、事故件数が前年同月比で19%の増加を記録した。
事故の主な原因としては、速度超過が47%、優先通行違反が21%を占めており、基本的な交通ルールの遵守が依然として大きな課題となっている。
国家警察総局は「2026年2月より全国的に交通取締りを強化する」との声明を発表した。
取締りの強化は、単なる罰則の導入にとどまらず、法令遵守の意識を高めることで事故の抑制を図るものと位置づけている。
一方で、市民の間からは、取締りによる経済的負担への懸念も聞かれる。
これに対し、アジア傷害予防財団のキム・パンハ所長は「交通事故による障害や死亡の社会的コストは、個々の罰金よりもはるかに大きい」と指摘し、透明性と公平性を担保した継続的な取締りの必要性を訴えた。
なお、2025年11月には交通安全教育を目的とした啓発キャンペーンがパイロット事業として実施されたが、罰則を伴わない方針では効果が限定的であったと当局は明かしている。
今回の措置は、その反省を踏まえた実効性重視の対応といえる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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