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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア北部プリアヴィヒア州において、1月6日早朝に爆発が発生し、カンボジア軍兵士2人が負傷した。
カンボジアとタイ両政府が2025年12月下旬に停戦合意に達してからわずか10日後の出来事であり、両国国境地帯では再び軍事的緊張が高まっている。
カンボジア国防省によれば、爆発は同日午前7時27分頃、同州ムムベイ地区において発生した。
通常の配置業務中であったカンボジア軍部隊が、廃棄物の山に仕掛けられた爆発物によって被害を受けたものであり、兵士2人のうち1人は重傷を負い、病院に搬送された。
同時刻にはタイ側のウボンラーチャターニー県でも爆発が発生し、タイ兵1人が右腕に破片を受け軽傷を負った。
両国は国境合同調整チームを通じて、情報交換と爆発の原因究明を進めている。
カンボジアとタイは2025年7月および12月にも国境地帯で軍事衝突を起こしており、特に12月の戦闘ではタイ軍がカンボジア領内に侵攻した。
空爆や砲撃により多数の民家が破壊され、64万人以上の住民が避難を余儀なくされた。そのうち約20万4000人が現在も避難生活を続けている。
カンボジア政府はプリアヴィヒア州を含む4州の国境地帯において、タイ軍が依然として不法に村落を占拠していると非難している。
特にバンテイメンチェイ州では6つの村が封鎖され、住民の帰還が妨げられている状況にある。
現地では爆撃による未爆発弾やクラスター弾も多数確認されており、カンボジア地雷対策センター(CMAC)は80部隊を派遣して除去作業を急いでいる。
さらに、国境地域ではタイ兵による民間物資の略奪行為も報告されており、カンボジア政府はこれを「主権侵害かつ国際人権法違反」として強く非難している。
証拠として、動画や写真なども公開された。
これに対し、タイ政府は「押収した物資は保管しており、所有者が証明できれば返還する」との立場を表明した。
タイの著名ジャーナリストも「紛争地であっても窃盗は許されない」とコメントしている。
カンボジア人権委員会(CHRC)は1月5日、国連人権高等弁務官事務所および国連特別報告者に対し、強制退去や民間資産の破壊に関する緊急調査を要請した。
タイ軍の即時撤退と被害者への賠償を求めた。
一連の衝突により、国境地帯では学校や病院の機能停止、インフラの破壊、環境汚染などが深刻化しており、人道的かつ社会的危機への国際的対応が急務となっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。