タイ語の「クメール人を雇うな」投稿、Meta監督機関が削除判断

タイ語の「クメール人を雇うな」投稿、Meta監督機関が削除判断
2026年03月05日(木)00時00分 公開
タイ語の「クメール人を雇うな」投稿、Meta監督機関が削除判断

<写真:khmertimeskh.com>

 

タイ語で「クメール人を雇うな」と呼びかけたフェイスブック投稿について、米IT大手Meta Platformsの監督機関であるOversight Boardは、同社が当初「削除しない」と判断した決定を覆し、投稿は規定違反であると認定した。

 

問題となった投稿は、タイ語で「クメール人を雇うのをやめよ」と呼びかける内容で、民族や国籍を理由に雇用機会から排除するように促すものであった。

 

Metaは当初、この投稿を削除しない判断を下していたが、異議申し立てを受けて再審査を実施した。

 

その結果、投稿はクメール人に対して労働市場からの排除を呼びかける差別的表現に該当すると判断し、フェイスブックから削除した。

 

Oversight Boardは、この投稿が国籍や民族を理由に特定の集団を標的とした差別的言動であり、同社の「ヘイト行為(Hateful Conduct)」に関する規定に違反すると認定した。

 

特定の民族を雇用機会から排除するよう促す行為は、禁止されるヘイト行為に該当するとしている。

 

また、Oversight Boardは、Metaが当初投稿を削除しないと判断したことについても問題を指摘した。

 

投稿はクメール人を雇用市場から排除するように呼びかけるものであり、明確に差別を助長する内容であったにもかかわらず、適切に規定が適用されていなかったと評価した。

 

投稿が拡散した時期は、タイとカンボジアの国境地帯で衝突が発生し、民間人の死傷者が出るなど緊張が高まっていた時期と重なっていた。

 

情勢悪化を背景に、タイで働くカンボジア人労働者の間では差別や暴力への懸念が広がり、数千人規模が帰国したと報告されている。

 

Oversight Boardは、こうした地域情勢の中ではオンライン上の差別的言動が現実の社会的緊張をさらに高める可能性があると指摘し、Metaに対してヘイト表現に関する規定の適用をより一貫して行うように求めた。

 

 

 

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