カンボジアの水祭り、775万人の観光客を動員

カンボジアの水祭り、775万人の観光客を動員
2024年11月19日(火)00時00分 公開
カンボジアの水祭り、775万人の観光客を動員

<写真:Khmer Times>

 

カンボジアで開催された3日間の水祭りが、過去最高となる775万人以上の観光客を迎えて16日に終了した。

 

観光省が発表した報告書によると、プノンペンでは延べ623万人の観光客が訪れ、全体の約8割を占めた。前年の638万人から21%増加したことが明らかとなった。

 

特にプノンペンでは、2023年比で22%の観光客増が記録され、水祭りの主要会場として賑わいを見せた。同報告書によれば、外国人観光客は約8万9000人に達したという。

 

2024年の水祭りは11月14日から16日までの3日間にわたり開催され、ボートレースや光のボートパレード、伝統的な文化公演、マーケットなど、多彩なイベントが行われた。

 

観光省のフート・ハク大臣は、同イベントがカンボジアの文化的魅力を国内外に広める重要な機会となり、地元経済にも大きなプラス効果をもたらしたと評価した。  

 

ハク大臣は国営テレビのインタビューで「このイベントはカンボジアの豊かな文化遺産を紹介するだけではなく、観光、ホスピタリティ、小売業など多岐にわたる分野で経済成長をもたらした」と述べた。

 

また、政府が水祭りを主要な観光資源として積極的にプロモーションを行ったことも成功の一因とされる。  

 

地方観光局の報告によれば、祭り期間中、プノンペン以外の地域でも観光客数が大幅に増加した。

 

特に文化観光の中心地であるシェムリアップ州では約33万5000人、沿岸部のプレアシアヌーク州では約30万3000人の観光客を迎えたという。  

 

インフラ整備やセキュリティ対策の強化も、プノンペンへの観光客受け入れをスムーズにする上で重要な役割を果たしたとされる。  

 

フン・マネット首相も水祭りの成功を称賛し「この成功は関連するすべての省庁や機関の緊密な協力の成果である」と強調した。

 

首相はさらに「祭りはカンボジアの豊かな伝統と文化を守り、家族や観光客の笑顔を生み出した」とSNSでコメントした。  

 

水祭りはカンボジアの平和と繁栄、発展を象徴するイベントとして、国内外の注目を集め続けている。

 

 

 

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