タイ国境で集団レイプ、カンボジア政府が緊急対応

タイ国境で集団レイプ、カンボジア政府が緊急対応
2025年11月19日(水)00時00分 公開
タイ国境で集団レイプ、カンボジア政府が緊急対応

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア政府は18歳のカンボジア人女性移民労働者が帰国途中、タイ側の黒服を着た兵士7人から集団的な性的暴行を受けたとする被害申告を受け、緊急の外交および刑事対応に着手した。

 

内務大臣のサー・ソクハ氏は、妻とともに事件発生地を訪問し、被害者の支援および身体的・精神的ケアに直接関与した。

 

また、事件の重大性を強く訴え、国家としての対応姿勢を明確に示した。

 

内務省報道官の発表によれば、カンボジア国家警察と民間支援団体(NGO)が連携し、法医学的証拠の収集を進めている。

 

被害者からの通報は16日に正式に受理され、暴行はその前日の15日夜、タイ国内の国境付近で発生したとされる。

 

捜査は現在も継続中であり、被害者の治療および安全確保が最優先されている。

 

カンボジア政府は、タイ国家警察に対して正式な抗議文を提出したうえで、外交ルートおよび国際機関を通じて、容疑者とされる兵士の逮捕および司法手続きの遂行を強く要求している。

 

また、移民労働者の支援に関わる216の国内外団体は、本件を移民労働者の権利侵害および女性の人権侵害、さらに ASEAN 憲章における人権促進原則への違反と位置づけ、強く非難する声明を発表した。

 

今回の事件は、カンボジアとタイの国境をめぐる緊張が高まるなかで発生し、移民労働者の安全確保、ならびに国家間の説明責任ある対応のあり方に国際社会の注目が集まっている。

 

カンボジア政府は「いかなる状況下においても、このような野蛮な行為を容認しない」と明言し、即時の正義の実現を強く訴えている。

 

 

 

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