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<写真:khmertimeskh.com>
マレーシア政府は13日、タイ・カンボジア国境付近で発生した地雷によるタイ兵負傷事件に関して「地雷は新たに設置されたものではない」との見解を発表した。
外交担当のモハマド・ハサン外相によれば、タイおよびカンボジア両国からマレーシア政府に対し交渉再開の要請が寄せられており、同国としてはクアラルンプールにおける会合の開催を支援する用意があるとしている。
タイとカンボジアは、10月26日にクアラルンプールでクアラルンプール平和協定を締結したが、11月10日に発生した地雷爆発によりタイ兵士が負傷したことを受け、タイ側が協定の履行を一時停止していた。
これに対しマレーシア側は、両国に派遣しているASEAN監視団の調査報告に基づき、「問題の地雷は過去に設置されたものであり、新たに埋設されたものではない」と説明している。
この発表を受け、タイ政府は「主権国家として、本件を米国に報告する義務はない」との立場を表明した。
一方、カンボジア政府は11月12日、プノンチュルップ近郊においてタイ軍が民間人を攻撃したと非難し、外国専門家を交えた独立調査の実施を求めている。
両国の対立が再燃するなか、マレーシアによる仲介努力に国際的な期待が高まっており、停戦と信頼回復に向けた具体的な道筋の構築が今後の焦点となっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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