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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア旅行業協会(CATA)のチャイ・シヴリン会長は、タイ・バンコクを経由してカンボジアを訪れる外国人観光客に対し、タイ入国管理当局による厳格な取り調べや手荷物検査に関する報告が相次いでいるとして、注意を呼びかけた。
近年、こうした事例はメディアを通じて拡散されており、一部の旅行者からは「嫌がらせに近い」との声も上がっている。
シヴリン会長によれば、バンコクで一時的に入国・滞在する「ストップオーバー旅客」が、入国審査の際に長時間にわたる質問や持ち物検査を受けるケースが報告されている。
また、手荷物の遅延や紛失といったトラブルも生じているという。
こうした対応が事実であれば、タイおよびカンボジア両国の観光イメージに悪影響を及ぼすのみならず、ASEAN地域全体の観光地としての評価にも影響しかねないとの懸念を示した。
一方で、バンコク空港の制限区域内にとどまり、他国への乗り継ぎを行う「トランジット旅客」については、入国審査の対象外であるため、同様の問題に直面する可能性は低いと強調している。
またシヴリン会長は、12月25日にタイ軍がカンボジア・バッタンバン州サムポウルーン郡に砲撃を行ったとされる事案にも言及し、安全上の懸念が観光地にまで及んでおり、旅行者の不安を招いていると批判した。
これに対し、タイ入国管理局のチョーンロン・リンパディ副局長は、報道内容を「フェイクニュース」であると一蹴し、トランジット旅客は入国せず、入国審査も行われないため、「嫌がらせは不可能」と反論した。
ただし、この説明は「ストップオーバー旅客」に関しては言及しておらず、CATA側の主張との隔たりは依然として残されたままである。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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