カンボジアの教育機関、エナジードリンクを全面禁止

カンボジアの教育機関、エナジードリンクを全面禁止
2025年12月01日(本日)00時00分 公開
カンボジアの教育機関、エナジードリンクを全面禁止

<写真:khmertimeskh.com>


カンボジア教育・青少年・スポーツ省は、公立・私立を問わず全国すべての教育機関において、エナジードリンクの摂取、販売、流通および商業的な宣伝活動を全面的に禁止する通達を発出した。

 

本措置は、生徒の健康保護を目的とするとともに、糖尿病をはじめとする非感染性疾患の増加に対処するためのものである。

 

本通達は、ハン・チュオン・ナロン副首相兼教育相の署名により正式に発令されたものであり、全国の教育局、地区事務所、ならびに各校の管理部門に対し厳格な履行が求められている。

 

各学校はこの禁止措置を校則に明記し、生徒および教職員に対する健康教育の一環として、エナジードリンクの危険性についての啓発活動を実施するように指導されている。

 

違反が確認された場合には、即時の販売停止、商品の撤去、必要に応じた販売業者との契約解除といった措置を講じるように求められている。

 

また、学校行事などの機会を活用し、生徒および教職員が主体となる啓発活動の実施も奨励されている。

 

地方自治体および教育事務所には、各学校との緊密な連携を通じて制度の実効性を確保する責任が課されており、教育省学校保健局に対しては年2回の定期報告を提出する義務がある。

 

教育・青少年・スポーツ省は今回の措置について「より健康的な学習環境の構築と、エナジードリンクのない学校の実現を目指す政府の方針を反映したものである」と述べ、全国的な取り組みの意義を強調している。

 

 

 

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