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<写真:khmertimeskh.com>
2025年1月から7月にかけて、カンボジアと日本を往来する航空旅客の流動が大きく増加している。
プノンペン発着の直行便が依然として未就航であるにもかかわらず、旅客数は著しい伸びを示しており、今後の定期便運航再開に向けた市場の成長性が浮き彫りとなった。
航空分析会社Ciriumのデータによれば、2025年上半期における日本発カンボジア行きの旅客数は7万3182人、カンボジア発日本行きは6万8491人に達し、合計で14万1673人となった。
これは1日平均に換算すると、往復各方向で約660人に相当する規模である。
現在、日本とカンボジアを直接結ぶ定期便が存在しない中、両国間の旅行者は主にハノイ、ホーチミン、ソウル(仁川)、上海などの主要ハブ空港を経由して移動している。
このことは、既に一定の需要が形成されていることに加え、今後の直行便就航に向けた市場の拡張余地を示している。
こうした中で大きな転機となるのが、10月26日から開始されるAir Cambodia(K6)によるプノンペン―日本便の定期運航である。
同路線は福州を経由し、週3便の体制で運航が予定されている。近年では日本とカンボジアを結ぶ定期旅客便としては事実上の再開となる。
新路線の就航により、今後は両国間の旅客流動がさらに拡大する見通しであり、観光振興、人的交流、ビジネス往来の活性化が期待される。
特に従来はアクセスの不便さから訪問を見送っていた層にとって、利便性の向上が新たな渡航動機となる可能性がある。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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