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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア情報省は20日、コンテンツ制作者、ジャーナリスト、一般のSNS利用者に対し、国家機密および軍に関連する情報の取り扱いに最大限の注意を払うように求める指針を発表した。
特に、過去の映像や写真を現在の出来事であるかのように誤認させる投稿について、厳しく戒める姿勢を示した。
同省は、軍の活動、装備、部隊配置、塹壕の状況などを撮影した画像や動画の共有を明確に禁止し、こうした情報が国家の安全保障や社会秩序に悪影響を及ぼす可能性があるとして、違反者に対して法的責任を問う可能性にも言及した。
近年、一部のジャーナリストやSNS利用者が、出所不明の旧映像を再投稿し、日付を改変して誤解を招くケースが確認されている。
情報省はこれを「報道倫理に著しく反し、社会の不安を助長する行為」と非難し、政府がタイとの国境問題に平和的解決を目指して取り組んでいる中で、このような誤情報の拡散は国民の信頼を損なう重大な要因となり得ると警鐘を鳴らした。
さらに同省は、国民に対しても、不確かな情報や感情を過度に刺激する内容の投稿を拡散しないように呼びかけ、正確な情報の共有こそが社会の安定と国民の「知る権利」の両立に資するものであると強調した。
ニュース配信者のセン・ダーラ氏も、今回の情報省の指針に賛同を表明し、「国の発展には、事実に基づいた誠実な報道が不可欠である」と述べた。
近年では収益や影響力を優先するあまり、報道倫理が軽視される傾向がある中で、情報の信頼性と公共性が改めて問われている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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