プノンペンの電線混線問題、主因は民間の通信ケーブル

プノンペンの電線混線問題、主因は民間の通信ケーブル
2025年11月24日(月)00時00分 公開
プノンペンの電線混線問題、主因は民間の通信ケーブル

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジアのエネルギー鉱業相ケオ・ロッタナク氏は、プノンペン市内で深刻化する電線の混線問題について、主要因は国営電力会社ではなく、通信およびインターネット事業者によるケーブルであると説明した。

 

ロッタナク氏は、王立法律経済大学における学生との対話の場でこの問題に言及し、現在もエレクトリシテ・ドゥ・カンボジ(EDC)とプノンペン市当局の協力の下で対応が進められているものの、状況は依然として複雑であると述べた。

 

特に、すでに使用されなくなった古いインターネットケーブルが撤去されず、そのまま放置されていることが、混線をさらに悪化させる要因となっていると指摘した。

 

ロッタナク氏は、15年以上にわたりEDC総裁を務めた経歴を持ち、カンボジアの電力供給体制が国営と民間の二重構造になっている背景についても説明した。

 

それによれば、内戦終結直後のカンボジア政府は深刻な財政難に直面しており、全国的な電力インフラの整備に必要な資金が不足していた。

 

このため、民間企業による電力供給の参入を許容するという措置が取られた経緯があるという。

 

今後についてロッタナク氏は、都市景観の改善と市民の安全な生活環境の確保に向け、政府として引き続き取り組む姿勢を強調した。

 

 

 

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