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<写真:Khmer Times>
カンボジア通信省(MPT)は12月20日、プノンペン市内の主要40本の道路における乱雑な空中ケーブル、いわゆる「スパイダーケーブル」を撤去し、地下配線を進める計画を発表した。
この取り組みは、市民の安全確保と都市の美観向上を目指すもので、空中配線の問題に対する批判を受けて進められる。
通信省は、この計画が市民の懸念に応えるとともに、近年の進捗を無視した一部の過剰な批判に対する反論でもあると述べた。
同省によれば、これまで光ファイバーケーブルやテレビケーブル、電力線などの空中配線が無秩序に設置されてきたが、過去5年間で主要16本の道路において地下化を完了している。
対象となった道路には、ノロドム大通り、モニボン大通り、プレア・シアヌーク大通り、ロシア連邦大通り、毛沢東大通り、カンボジア・クロム大通りが含まれる。
今回の計画では、新たに40本の主要道路で空中ケーブルの撤去と地下化を実施する予定である。
プロジェクトには関連機関が連携し、各道路の作業期間は最短3カ月、最長6カ月と見込まれている。
さらに、既に地下化が完了している道路では、新たな空中光ファイバーケーブルの設置を禁止する規則が導入される。
通信省は、空中ケーブル問題がカンボジア特有のものではなく、地域の他国でも同様の課題が存在すると指摘し、これにより、同国が取り組む都市インフラ整備の重要性を強調した。
今回の地下配線計画が成功すれば、プノンペンの街並みは大きく改善されることが期待されている。
この取り組みは、カンボジアの都市インフラ整備における重要な一歩となり、市民生活の向上と観光地としての魅力向上にも寄与する。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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