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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア国家麻薬対策局のメア・ヴィリット事務局長は、国内を通過する薬物の95〜97%がカンボジア国内での消費を目的としたものではなく、第三国への再輸送を目的とする化学物質の混合品であると明らかにした。
これらの薬物は、需要の高い国々を主な送り先として流通している。
2025年第3四半期の「第10次違法薬物対策作戦」の結果について述べる中で、ヴィリット事務局長は、カンボジアの人口は約1700万人であるにもかかわらず、薬物使用者は約3万人にとどまっており、過去から大きな増加は見られていないと指摘した。
違法薬物の大部分は、東南アジア最大の薬物生産地である「ゴールデン・トライアングル」から流入し、ラオスのボーケーオ県を経由してカンボジアに入国。その後、他国へと密輸されている。
これらの国際的な麻薬密輸組織は、高度な組織力と近代的な輸送手段を駆使しており、一部では潜水艦を使用して国境を越える例も確認されている。
特に、監視体制が手薄になる休日を狙って密輸活動を活発化させる傾向があるという。
カンボジア当局は、2025年初頭から9月末までに約7900件の薬物犯罪を摘発し、1万3000人以上を逮捕・送検した。
また、薬物使用者に対しては、治療および更生プログラムへの参加機会が提供されている。
国家麻薬対策局は今後も、地域社会における薬物の拡散防止と国民の安全確保を目的とした対策を継続していく方針である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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