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<写真:Khmer Times>
薬物対策局が発表した報告書によると、カンボジア国内で2024年における薬物関連犯罪の逮捕者数と違法薬物の押収量が大幅に増加した。
同報告では薬物犯罪の深刻さと対策の必要性が強調されている。
報告によれば、2024年に薬物関連犯罪で逮捕された容疑者は2万6033人に上り、2023年の1万9940人から30.5%の増加となった。
この中には20か国からの外国人954人が含まれている。
また、2024年に押収された違法薬物の総量は14.7トンで、2023年の2.97トンと比較して劇的な増加を見せている。
押収された主な薬物はケタミン、クリスタル・メタンフェタミン、メタンフェタミン錠剤、ヘロイン、エクスタシー、コカインであった。
2023年8月にフン・マネット首相が就任して以来、カンボジアでは薬物問題への取り組みが強化されている。
フン・マネット首相は、ナイトクラブやその他の娯楽施設での薬物流通と使用を抑制するため、全国の地方自治体に厳格な対策を指示している。
これにより、薬物犯罪に対する取り締まりが一層強化される中、押収量の増加が顕著になった。
カンボジアでは、薬物密売人に対する死刑制度は採用されていない。しかし、違法薬物を80g以上密売した場合には終身刑が科される可能性がある。
これにより、厳しい罰則が適用されているが、問題の根本的な解決には至っていない。
政府の取り締まり強化にもかかわらず、押収量と逮捕者数の増加は、国内における薬物供給網の広がりや需要の高さを示唆している。
薬物問題に対するさらなる取り組みが、政府と社会全体で求められている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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