カンボジアの薬物関連、上半期に逮捕と押収量が急増

カンボジアの薬物関連、上半期に逮捕と押収量が急増
2024年07月03日(水)00時00分 公開
カンボジアの薬物関連、上半期に逮捕と押収量が急増

<写真:Khmer Times>

 

麻薬取締局(ADP)の報告書によると、カンボジアでは2024年上半期に、薬物関連の逮捕者数および押収された薬物の量が大幅に増加した。

 

当局は1月〜6月の期間に、薬物関連の容疑者1万1780人を拘束しており、これは前年同期の9034人から30%の増加となった。そのうち300人以上の容疑者が13か国籍の外国人であったとされる。

 

また、押収された違法薬物の総量は5.01トンに上っている。2023年上半期に押収された違法薬物はわずか993kgであった。

 

押収された薬物には、ヘロイン、エクスタシー、コカイン、クリスタル・メタンフェタミン、メタンフェタミン錠剤、カチノン、ケタミンなどが含まれている。

 

カンボジアのフン・マネット首相は、6月26日の国際麻薬乱用・違法取引撲滅デーに寄せたメッセージで、違法薬物との戦いが最優先事項であると述べていた。

 

ナイトクラブやその他の娯楽施設での薬物の流通と使用を撲滅するように、州および地方当局は指示を受けている。

 

カンボジアには薬物密売者に対する死刑はない。同国の法律では、80g以上の違法薬物を密売した罪で有罪となった者は終身刑に処される可能性がある。

 

 

 

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