プノンペンに在住する日本人であれば、日本への一時帰国をする際やビザ更新や出張で周辺諸国に行く際など、何かと空港を利用する人が多いのではないでしょうか?
プノンペンからカンボジア国外に飛行機で移動する際、空港で搭乗までの時間を待っている間、ラウンジを利用する人もいると思います。
または、プノンペン国際空港のラウンジをまだ利用したことないけど、使ってみたいという方もいるはずです。
今回はプノンペン国際空港(国際線ターミナル)のラウンジの場所や利用条件、利用料金、実際の様子などを紹介します。
プノンペン国際空港のラウンジとは?
そもそも、空港ラウンジとは、自分が搭乗するフライト前の時間に利用できる待合室のような場所です。
クレジットカードや航空会社の上級会員が入ることができます。
また、利用料金を払えことで利用することもでき、人が多く騒がしい出発ロビーとは異なり、落ち着いた空間でゆったりとくつろぐことができます。
カンボジアの玄関口でもあるプノンペン国際空港(国際線ターミナル)には「プラザプレミアムラウンジ」というラウンジがあります。
プノンペン国際空港は2001年に近代化された空港で、空港自体が比較的新しく、ラウンジも東南アジア諸国の中では、かなり豪華なんです!
ラウンジの場所
<写真:Plaza Premium Lounge公式HPより>
プノンペン国際空港(国際線ターミナル)のラウンジは出国審査を終え、手荷物検査を超えた制限エリア(エアサイド)にあります。
自分が搭乗する便の搭乗手続きを終えると、出国審査、手荷物検査があり、さらに進むと免税店が並ぶエリアになります。
免税店エリアを抜けるとゲートエリアとなり、ラウンジは8番ゲートと9番ゲートの間にあるエスカレーターで中2階に上がった場所に位置しています。
ラウンジのある中2階に上がるエスカレーターの近くにはスターバックスがあるので目印にするとわかりやすいです。
プラザプレミアムラウンジ(Plaza Premium Lounge)の利用条件・入れる人
プラザプレミアムラウンジ(Plaza Premium Lounge)には誰でも入れるわけではありません。
航空会社の上級会員やビジネスクラス・ファーストクラスを利用の方、特定のカード保有者がラウンジに入ることができます。
また、2時間45ドルの利用料金を支払うことでラウンジに入ることもできます。
航空会社の上級会員・ビジネスクラス利用者
プラザプレミアムラウンジは各航空会社と提携しており、特定の航空会社のビジネスクラスを利用する方や上級会員の方はラウンジを利用することができます。
2020年1月時点でプノンペン国際空港にあるラウンジはプラザプレミアムラウンジとバンコクエアウェイズのラウンジのみであるため、プノンペンに就航しているほとんどの航空会社(格安航空会社=LCC以外)が、プラザプレミアムラウンジと提携しているようです。
提携航空会社 一例
- ANA(全日空)
- 大韓航空
- チャイナエアライン
- エバー航空
- ベトナム航空
- タイ航空
- マレーシア航空
- シンガポール航空 など・・・
しかし、ある航空会社の上級会員としてラウンジを利用する場合、ラウンジを利用することができるのは、その航空会社を利用する場合に限ります。
例えば、ANAの上級会員で、搭乗する便がエアアジアなどの場合は、ラウンジへ入ることができないので気をつけてください。
プライオリティパスの利用も可能!
ビジネスクラスの利用や航空会社の上級会員ではない方でもプライオリティパスを持っている方はラウンジに入ることができます。
日本では楽天ブラックカード・楽天プレミアムカード会員の方がプライオリティパスを無料で申し込むことができるため、利用されている方も多いかもしれません。
アメックスなどのクレジットカード保有者も利用可能
ビジネスクラス利用の方や航空会社の上級会員、プライオリティパス保有者以外にも、アメックスゴールドなど一部クレジットカード保有者でもラウンジを利用することができます。
実際にプラザプレミアムラウンジに潜入!
航空マニアのポステスタッフが実際にラウンジに潜入してみました!
ラウンジに向かいます
入国審査と荷物検査を抜けて、ラウンジに向かいます。
8番ゲートと9番ゲートの間にあるエスカレータでラウンジのある3階に向かいます。
こんな感じで案内板もわかりやすくあるので、「どこかわからない!」なんてことはないでしょう。
このエスカレーターを上がるとラウンジが!
受付
ラウンジの入り口はこんな感じです。
ラウンジ内に入るとすぐに受付があるので、ここで受付を済ませます。
プライオリティパスでラウンジに入る方はプライオリティパスと航空券と提示します。
ビジネスクラス利用の方や航空会社の上級会員の方で、チェックインの際にラウンジへのインビテーションをもらってる場合、それを提示しましょう。
いざラウンジ内に!
ラウンジ内は広々としていて、落ち着いた雰囲気です。
プノンペン国際空港に就航している飛行機は、まだまだ少ないため、ラウンジは比較的空いています。
バンコクなど混雑する空港では、ラウンジに来たのに席がないなんてこともあるので、そこはプノンペン国際空港のラウンジの良いところですね♪
カウンター席にはコンセントやUSBポートもついているので、スマホやPCの充電も安心です。
照明が暗めのソファー席もありました。
夜のフライトの時はこの席でゆったり待つのもおすすめです。
半個室になった席も。
読書等やコンセントもついてるので、読書やお仕事をする際に利用すると良いかもしれません。
お食事ビュッフェ・飲み物も種類豊富!
ラウンジの楽しみの一つと言えば、食事ですよね!
ラウンジ飯とも言われるラウンジの食事、プノンペン国際空港のラウンジ飯はどうなのでしょうか?
結論からいうと、周辺諸国や日本と比べても、プノンペン国際空港のラウンジ飯はクオリティが高いです。
あくまで、航空マニアの筆者の考察ですが、プノンペン国際空港のラウンジはカード保有者だけでなく、ビジネスクラス利用の方など、全ての方が利用します。
そのため、雰囲気やサービス、食事のレベルはビジネスクラスに合わせたものなのではないでしょうか?
この日のメニューはチャーハン、照り焼きチキン、フライドチキンヌードルなどでした。
そのほかにも、サラダやデザートもありました。
お食事の中でも筆者がおすすめするのが、ビュッフェカウンターの向かって左手にあるヌードルコーナー。
シンガポールやマレーシアでよく食べられているラクサヌードルがオススメです。
スパイスの効いたスープ麺がたまりません!
ラウンジ内にはバーカウンターもあります!
バーではビールやワイン、ウィスキーなどのアルコール類からコーヒーまで注文することができます。
フライト前に、お酒やコーヒーを飲んでゆったりするのも良いですね!
スパもありました!
ラウンジ内にはスパもありました!
プノンペンの中心地にある「Sâmata Heath & wellness Studio」が提供しているスパのようです。
「Sâmata Heath & wellness Studio」はカンボジア観光省でマッサージやスパに関する助言・提言もしているほどこの世界に精通したフランス人が経営するスパで、プノンペンの中でも、随一の人気を誇ります。
ラウンジ内にはシャワーもあります。
特に日本行きのANA便は深夜発なので、シャワーを浴びて、フットマッサージを受けてから飛行機に乗る方も多いようです。
搭乗案内はないので要注意!
プノンペン国際空港のプラザプレミアムラウンジでは各便の搭乗案内をしていません。
そのため、搭乗開始時間には注意しましょう。
もちろん、ラウンジ内には掲示板があるため、自分の搭乗する便の状況は確認できるので安心です。
とは言え、万が一、ゆったりしすぎて時間を忘れてしまわないように、自分で時間を確認することを忘れないようにしましょう。
まとめ
今回はプノンペン国際空港(国際線ターミナル)のラウンジを紹介しました。
- ANAの直行便で日本へ一時帰国する人
- 旅行やビザ更新でカンボジア国外に行く人
などなど、プノンペン国際空港を利用する人も多いと思います。
そんな時は、この記事を参考にぜひラウンジを利用してみてください。
※この記事に記載されている情報は2020年1月のものです。本記事に記載されている情報は予告なしに変更される場合がございますが、ご了承ください。