縫製・履物・旅行用品、1〜8月に輸出が19％増加

＜写真：khmertimeskh.com＞

カンボジア商業省の最新報告によれば、1月から8月までの期間における縫製品、履物、旅行用品の輸出額は合計109億7000万ドルに達し、前年同期比で19％の増加を記録した。

内訳を見ると、縫製品の輸出額は77億3000万ドルであり、前年比19％の増加である。

また、繊維製品の輸出は4億4900万ドルに達し、約35％の大幅な伸びを示した。

履物の輸出額は14億ドルで前年比28％増、旅行用品およびバッグ類は13億9000万ドルで約6％の増加となった。

これらの産業は、カンボジアにおける最大の外貨獲得源であり、全国におよそ1500の工場および支店が存在する。

労働・職業訓練省の統計によれば、これらの施設には90万人を超える労働者が従事しており、その大多数を女性が占めている。

フン・マネット首相は18日、同産業に従事する労働者の最低月給について、2026年より現行の208ドルから210ドルへ引き上げる方針を発表した。

これは、同国の主要輸出産業における労働環境の改善と、持続可能な経済成長の促進を図る措置と位置付けられる。

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