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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア建築家協会(AAC)は、旧プノンペン国際空港の跡地を気候変動に対応した都市空間「スポンジシティ」へと再生する建築設計コンペ「ポチェントン再生計画」を開始した。
急速な都市化と洪水リスクが高まる中、空港跡地を持続可能な都市開発に資する空間として活用することを目的としている。
本コンペは、建築、都市計画、ランドスケープアーキテクチャなどを専攻する学生や、卒業後5年以内の若手専門家を対象とし、優秀な設計提案には最大3000ドルの賞金が授与される。
入賞作品は2025年に開催されるAAC建築展で展示される予定である。
設計提案には、透水性舗装やグリーンビルディング、雨水浄化ゾーン、雨水収集システムといったスポンジシティの要素を盛り込むことが求められている。
また、旧ターミナル施設の再活用や公共空間・コミュニティの創出、経済的な実現可能性の提示も審査の重要な基準となる。
応募登録の締切は11月21日、作品の提出締切は12月12日である。
旧プノンペン国際空港は1959年に開港し、長年にわたりカンボジアの航空拠点として機能してきたが、2025年9月に新空港がカンダル州ストゥン地区に開業したことに伴い、正式に閉鎖された。
建物はフランス人建築家ピエール・デュフォーが設計し、1963年には著名なカンボジア人建築家ヴァン・モリヴァンがVIP到着棟の設計を手がけた歴史を持つ。
跡地の活用方針について、フン・マネット首相は同地を国有資産として維持する意向を表明し、一部を公共公園に、また一部を緊急着陸用地として活用する計画を明らかにしている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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