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<写真:Khmer Times>
プノンペン当局は市内の通信環境を改善し、景観を向上させるため、架空電線の撤去作業を開始した。
市庁の発表によると、市内の主要40路線で地中ケーブルの敷設を進める方針を示しており、電線を供給・設置する企業に対し、この計画を周知した。
本施策は市民、政府機関、民間企業を含む関係者の協力のもと、安全性の向上と都市景観の整備を目的としている。
対象となるのは、ノロドム大通り、モニボン大通り、プレア・シアヌーク大通り、ロシア連邦大通り、毛沢東大通り、カンボジア・クロム通りなど、市内の主要幹線道路である。
また、周辺道路も含めて整備が進められる。
市民のシン・シタ氏は「電線が乱雑に張り巡らされている現状は景観を損ねるだけではなく、安全面でも問題がある。歩行者や住民に危険を及ぼす可能性があるため、早急な撤去を求めたい」と市の取り組みに賛同を示した。
カンボジア郵便電気通信省は2024年12月、市内40の主要道路における架空電線の撤去および地中化計画を発表した。
無秩序に張り巡らされた電線が「スパイダー・ワイヤー」と揶揄され、SNS上でも安全性への懸念が広がったことを受けた対応である。
同省は一部の批判は誇張されているとしながらも、架空電線には光ファイバーやテレビ、通信ネットワーク用のケーブル、電力線が含まれ、無計画な敷設が景観や安全面の問題を引き起こしていると説明した。
また、既に地中化が進められた道路では、新たな架空光ファイバーケーブルの設置を禁止する方針を示した。
同省はこうした問題がカンボジア特有のものではなく、他国でも同様の課題が存在すると強調している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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