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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアではたばこの偽造品および非課税商品の流通が深刻な問題となっており、業界関係者によれば、市場全体の約半数を非合法品が占めている。
合法的に流通するたばこの市場シェアが奪われる中、政府の税収にも大きな損失が生じている。
国内で実施された街頭での空きパック回収調査などによれば、偽造品や非課税たばこが市場全体の約50%を占めていると推定される。
この数値は、東南アジア地域ではマレーシア(約60%)に次ぐ高さであり、地域的にも極めて深刻な水準である。
合法市場から逸脱した流通による税収損失は、年間で3800万ドルを超えるとされ、この資金は本来、保健・医療インフラ整備などに充てられ得たものであると業界関係者は警鐘を鳴らす。
非合法たばこは、法律で義務付けられている健康警告表示や税印が施されておらず、課税を逃れる形で流通している。
このような製品の蔓延は、消費者の安全、雇用の安定、市場秩序に深刻な悪影響を及ぼしている。
実際に違法たばこ工場から押収された偽造たばこは約70トンにのぼり、23種類にも及ぶ製品が2024年中に破壊処分された。
このような状況を受けて、業界側は関係当局との連携強化を訴えるとともに、規制体制の徹底と市民への啓発活動の推進を求めている。
喫煙年齢未満の若者による購入の誘発や、非正規雇用の温床となる可能性も指摘されており、社会的影響の広がりを防ぐためにも、早急な対策が不可欠とされている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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