シーシャと電子タバコの全面禁止、カンボジア政府が再強化

シーシャと電子タバコの全面禁止、カンボジア政府が再強化
2025年10月24日(金)00時00分 公開
シーシャと電子タバコの全面禁止、カンボジア政府が再強化

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア政府は青少年の健康保護および社会秩序の維持を目的として、シーシャおよび電子タバコの全面的な禁止措置を改めて徹底する方針を示した。

 

これはフン・マネット首相が22日付で発出した政府指令によるものである。

 

政府によれば、近年これらの喫煙製品が若年層の間で広く使用されている実態が確認されており、とりわけ教育機関に通う学生や教職員の健康に深刻な悪影響を及ぼすおそれがあると指摘されている。

 

さらに、電子タバコやシーシャの使用が違法薬物への導入口となる可能性についても懸念が示されている。

 

首相指令では、電子喫煙機器および関連する化学物質の輸入、流通、販売、広告、使用、所持、製造、保管といったすべての行為を全面的に禁止すると明記された。

 

加えて、教育省に対しては、公立・私立の学校や教員養成機関、学生寮、学習センター、ジム、スポーツ施設などの敷地内外での使用禁止を徹底するように命じている。

 

カンボジアでは2014年にも、同様にシーシャおよび電子タバコの輸入・販売・使用が禁止されていたが、今回の措置はその取締りをさらに強化するものであり、実効性の向上が期待されている。

 

保健省は電子タバコには高濃度のニコチンが含まれており、一般の紙巻きタバコ以上に健康被害をもたらす可能性があると警告している。

 

また、シーシャに関しても、多数の有害物質を含むため、肺疾患やがん、心臓病、脳の発達障害、不妊といった深刻な健康リスクが伴うとして強い注意を呼びかけている。

 

 

 

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