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<写真:Khmer Times>
カンボジア国立銀行(NBC)と一般社団法人キャッシュレス推進協議会(Payments Japan Association:PJA)は5日、QRコードを用いた両国間の相互決済の第1フェーズを正式に開始した。
これは大阪市で開催中の「2025年大阪・関西万博」の関連イベントとして実施されたものである。
この取り組みにより、カンボジアの利用者は「Bakong」「Acleda」「Sathapana」などKHQRに対応したモバイルアプリを通じ、日本国内のJPQRコードを読み取ってリアルタイムでの支払いが可能となる。
対応加盟店では、カンボジアからの旅行者による円滑な支払いが実現される見通しである。
式典には、カンボジア国立銀行のチア・セレイ総裁、日本経済産業省の江澤正名審議官が出席した。
両機関は共同声明で、本事業が国境を越えたキャッシュレス決済の利便性を高め、デジタル経済の発展を後押しする意義を強調した。
セレイ総裁は「本事業は単なる技術革新ではなく、持続可能で包摂的な経済成長を支える基盤となる」と述べた。
PJAの福田好郎理事も「今回の連携は両国間の交流促進の新たな起点となる」と期待を示した。
この取り組みは、2023年12月18日に締結されたNBCと日本経済産業省との覚書、さらに2024年4月21日のNBCとPJAとの協定に基づいて進められている。
今後は日本側の決済アプリからKHQRを読み取る「第2フェーズ」の開始も予定されており、双方向のQRコード決済環境の整備が進む見通しである。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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