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<写真:Khmer Times>
カンボジア国立銀行(NBC)の総裁であるチア・セレイ氏は9月10日、三井住友銀行(SMBC)のアジア太平洋地域担当共同責任者である内田勝文氏と、QRコードを活用した国境を越えた決済システムの進展について会談した。
プノンペンで行われた同会談では、両国間で進行中のQRコードによる決済システムの接続状況や、NBCによる国際準備金のグリーンボンドへの投資協力に関する協議が行われた。
内田氏は、SMBCがカンボジアの銀行業界に対する投資、特にアクレダ銀行との連携や、カンボジアにおける同社の駐在事務所の役割を通じて、同国の経済状況に応じた戦略的な情報収集と分析を行っていることを評価した。
また、SMBCはカンボジアにおける長期的な関与を強調し、金融機関への投資を通じて銀行業界の発展に貢献するとともに、金融業界の人材育成にも力を入れているという。
これに対し、セレイ氏はSMBCの長期投資の意向に感謝の意を示し、駐在事務所だけはなく、金融機関としての直接的な業務拡大を検討するように促した。
これによりカンボジアと日本間の投資や貿易活動が、一層活性化することが期待される。
一方、カンボジア中国商業協会(CCCA)の副会長、ロル・ヴィチェット氏は、NBCが環境保護に寄与する企業に対してグリーン証明書を発行しており、日本とのグリーンボンドに関する協力がカンボジア国内での環境に優しい商業活動の促進に貢献する可能性があると述べた。
また、アジア銀行協会によると、SMBCはアジア太平洋地域における業務拡大を、戦略的な買収と有機的成長を通じて積極的に進めているという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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