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<写真:Khmer Times>
カンボジアの中央銀行(NBC)は、カンボジアとインド間で迅速かつ効率的なクロスボーダー決済システムを導入する予定である。
このイニシアチブにより、バコンシステムの範囲が大幅に拡大し、両国間の経済活動が活発化すると期待される。
この計画は2024年6月に実施される予定であり、日本で開催されたイベントでNBCのチア・セレイ総裁が日経アジアに語った。
バコンシステムは2020年に導入され、ブロックチェーン技術を利用して金融機関間の即時かつ安全な取引を可能にしている。
QRコードを使用した決済は、個人や企業にとって使いやすいものである。
NBCとインドのNPCIインターナショナルペイメンツリミテッドは、2023年4月にカンボジアとインド間のクロスボーダー決済と送金の促進を目的とした覚書(MoU)を締結した。
このMoUの目的は、両国間のクロスボーダー決済と送金を支援するためのデジタル接続と相互運用性を確立するための協力フレームワークを構築することである。
NBCは他国や地域の国際決済ゲートウェイとのクロスボーダー決済の連携を積極的に進めており、地域内での現地通貨の利用を促進し、経済・金融協力を深化させることを目指している。
バコンシステムとQRコードによる決済取引は著しく増加しており、クメールリエルの利用促進にも寄与している。
今月発行された「2023年金融安定報告書」によると、QRコード決済の総額は2023年時点で7倍に急増し、233億ドルに達し、そのうち約3分の1がクメールリエルで占められる。
QRコード決済の取引件数も7.6倍に増加し、1億7800万件となり、そのうち48.4%がクメールリエルで行われているため、QR決済が国の通貨利用促進に貢献していることが示されている。
カンボジアは現在、タイ、ラオス、ベトナム、ユニオンペイインターナショナルなど他国との公式なクロスボーダー決済と送金協力を実現した状況にある。
インド以外にも、NBCは日本、シンガポール、フィジー、ソロモン諸島、ルワンダなどのパートナー国および地域とバコンブロックチェーンベースの決済システムを展開し、現地通貨を使用したクロスボーダー経済活動の促進を図っている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。