カンボジア保険業界、25年初頭に堅調な成長

＜写真：Khmer Times＞

カンボジアの保険業界は2025年1〜4月期において、総保険料収入が1億2950万ドルに達し、前年同期比で6％の増加を記録した。

カンボジア保険規制当局（IRC）の報告によれば、この成長は18の損害保険会社、14の生命保険会社、7つのマイクロ保険会社、そして1つの再保険会社による市場の下支えによるものである。

同期間における保険金支払総額は3034万ドルに上り、前年同期の2176万ドルから39％の大幅な増加を示した。

また、業界全体の資産総額は10億ドルを超え、カンボジアにおける保険市場の安定性と拡大傾向を裏付けている。

IRCのブ・チャンピルー事務局長は、保険業が社会保障制度の一翼を担い、国家経済の発展にも積極的に寄与していると述べた。

2024年におけるGDPに占める保険加入率は1.17％であり、一人当たりの保険料（保険密度）は22ドルに達している。

同氏はこれらの指標に基づき、カンボジアの保険市場には今後さらなる成長の余地があると強調し、引き続き制度整備と市場拡大に向けた取り組みが重要であるとの見解を示した。

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