プノンペンの歩行者天国、屋台を刷新

プノンペンの歩行者天国、屋台を刷新
2025年03月12日(本日)00時00分 公開
プノンペンの歩行者天国、屋台を刷新

<写真:Khmer Times>

 

プノンペン都庁は観光客の利便性向上と都市の魅力強化を目的に、週末限定で実施中の歩行者天国「ウォークストリート」における屋台のレイアウトおよびデザインの刷新方針を明らかにした。

 

都庁の広報官であるドー・サンポア氏は「ウォークストリート」の運営開始から5週間での成功を踏まえ、伝統芸能やコメディの上演に加えて、商品陳列の改善を図ることでさらなる来訪者の増加を目指すと述べた。

 

同氏は「この成功は多方面の関係者の協力の賜物であり、特に営業協力を続けてきた露店業者に感謝している」と語った上で、路上で披露される伝統芸術や文化が訪問者の関心を集めていると指摘し、今後も多様な催しの実施を通じて来訪者の満足度を維持していく方針を示した。

 

現在「ウォークストリート」は毎週土曜・日曜の午後6時から11時まで、王宮前のプレア・シソワット通り(ストリート94から王宮前まで)にて歩行者専用エリアとして開放されている。

 

エリア内では伝統舞踊や音楽、移動図書館、マジックショー、土産物の販売など、文化的かつ娯楽性の高い多彩な催しが展開されている。

 

市民の利便性確保のため、都庁は市内路線バス「1C」系統の運行経路を調整し、土日の運行時間を午後11時まで延長して対応している。

 

若年層の市民であるサ・マオ氏は「ウォークストリートは人々が過去と現在をつなぎ直す場所であり、文化を共有しながら心を癒やす貴重な空間である」と述べ、伝統音楽や舞踊に触れられる機会への感謝を表明した。

 

さらに、「今後はより多くの公共空間が創出され、市民の生活の質が向上することを望む」と期待を寄せた。

 

同プロジェクトは現在、試験運用段階にあるが、治安や公共秩序に支障はなく、商業活動および市民生活においても良好な環境が維持されている。

 

プノンペン都庁は今後、同取り組みの継続および拡大に向け、市民との連携を強化していく構えである。

 

 

 

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