フン・セン氏元側近ら4人、汚職容疑で初公判開始

フン・セン氏元側近ら4人、汚職容疑で初公判開始
2025年08月18日(月)00時00分 公開
フン・セン氏元側近ら4人、汚職容疑で初公判開始

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア・プノンペン市裁判所は14日、フン・セン上院議長の元側近であるドゥオン・ダラ被告を含む4人に対する汚職事件の初公判を開いた。

 

被告らは、コンポンチュナン州にある旧刑務所跡地の売却を巡って、総額300万ドルを不正に取得した疑いが持たれている。

 

他の被告は、フン・セン氏の元補佐官リー・サメット氏、元警察官ムオン・キム氏、元実業家ウット・ティー氏の3人である。

 

4人は2018年、同刑務所跡地をウット被告が経営する建設会社を通じて売却し、その後、安価なコストで新たな刑務所を別の場所に建設。その差額を着服したとされている。

 

裁判所によれば、ウット被告には刑法第606条に基づく「影響力の行使の申し出」、および汚職防止法第32条に基づく「汚職」の容疑がかけられている。

 

他の3人については、「影響力の行使の受領」や「詐欺」など、複数の容疑で起訴されている。

 

この事件は、カンボジア反汚職委員会が2024年11月に4人を逮捕したことにより発覚したものである。

 

有罪判決が下された場合、各被告には5年から10年の禁錮刑が科される可能性がある。判決日は現時点で未定である。

 

 

 

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