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<写真:khmertimeskh.com>
タイ商務省は6月のカンボジアとの国境貿易額が前年比9.5%減の287億バーツ(約8億5600万ドル)となり、タイ側の貿易損失が約8360万ドルに達したことを発表した。
これはカンボジア側の損失額である約1580万ドルの5倍を超える規模である。
同省外国貿易局によれば、国境貿易減少の要因は、燃料輸入禁止措置、タイ製品に対する消費者のボイコット、検問強化などにある。
特にディーゼル燃料や石油製品の輸出が大きく減少し、6月のタイからの国境経由輸出額は前年比23.8%減の89億6000万バーツ(約2億6700万ドル)となった。
一方、カンボジアからの輸出(タイ側の輸入)は21%減の19億5000万バーツ(約5800万ドル)にとどまり、タイの国境地域経済がカンボジア市場への依存度を高めている実態が浮き彫りとなった。
両国間では、2025年5月末から7月末にかけて武力衝突が発生し、7月28日にマレーシアで停戦が合意された後も緊張状態が続いている。
この影響で国境管理や貿易制限が強化され、タイの輸出は大きな打撃を受けている。
外国貿易局は2025年通年の国境および通過貿易成長率見通しを、従来の3%から2%へ下方修正した。
ただし、カンボジア経由でのベトナムや中国南部向け通過貿易は前年同期比5.6%増の951億5000万バーツ(約28億4000万ドル)と堅調を維持している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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