カンボジアの水道供給、北九州市が支援継続を表明

カンボジアの水道供給、北九州市が支援継続を表明
2025年08月15日(本日)00時00分 公開
カンボジアの水道供給、北九州市が支援継続を表明

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア工業・科学・技術・イノベーション省は13日、タクマオ浄水場の開所を翌日に控え、来訪した北九州市代表団を歓迎した。

 

同浄水場は日本の無償資金協力により建設され、北九州海外水ビジネス協議会(KOWBA)のメンバーが事業を実施している。

 

本事業は特別目的会社(SPC)方式を採用し、日本側が施設の建設・運営・維持管理を10年間担った後、プノンペン水道公社へ引き渡す計画である。

 

この方式により、日本の先端技術と運営ノウハウを活用し、タクマオ市で高まる高品質な水需要に応える体制を整えている。

 

同省のヘム・ヴァンディ大臣は、北九州市およびKOWBAとの長年の協力関係を高く評価し、水道分野におけるイノベーション、人材育成、デジタル化の分野でのさらなる連携を呼びかけた。

 

また、カンボジア国内の水道事業者の能力向上に向けた改革を進めていると述べ、北九州市の企業に対し、全国規模のデジタル水管理プラットフォーム構築や研究開発への参画を促した。

 

KOWBA副会長の佐藤優也教授は、タクマオ浄水場への継続的支援を表明するとともに、他の水道事業者を対象とした研修活動の実施にも意欲を示した。

 

さらに、国際協力機構(JICA)との共同研究、小規模水道システムやデジタルプラットフォーム構築に関する専門性についても言及した。

 

なお、10月には北九州市とプノンペン市の姉妹都市提携10周年を迎える予定である。

 

 

 

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