おすすめのプロモーション

<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア政府と日本・愛知県は、観光交流を深化させる取り組みを本格化させている。
観光大臣フオット・ハク率いる代表団は9月、名古屋市の県庁を訪問し、大村秀章・愛知県知事と会談した。
この会談は「Japan Tourism Expo」および観光大臣ラウンドテーブルを契機として実現したものである。
協議では、持続可能な観光や文化保存を軸に、共同プロモーション、観光フェア、文化交流プログラム、さらには直行便開設の可能性までを含む具体的な連携案が検討された。
カンボジアの世界遺産や自然・文化資源と、愛知県が有する伝統工芸や都市インフラを相補的に活用する戦略が浮上しており、72年にわたる日・カンボジア関係を背景として、県レベルでの「包括的戦略パートナーシップ」を観光分野で具体化する意向が示された。
特に注目を集めたのは直行便の開設検討である。
両国政府や民間セクターは、航空ネットワークの改善が訪日・訪柬双方の旅客数拡大に大きく寄与すると見込んでいる。
さらに、愛知県側も香嵐渓などの観光資源を東南アジア市場に発信する素地を有しており、カンボジアとの共同発信に期待が寄せられている。
会談後、両者は旅行会社、航空会社、文化機関の関与を促進しながら、観光誘致やルート整備の実現を目指す方針を確認した。
この動きは、カンボジアが従来の観光市場にとどまらず新規市場拡大を図る政策に合致すると同時に、日本側にとっても東南アジアとの交流を強化する一手となり得る。
今後は具体的な事業スケジュールやルート選定、プロモーション計画が焦点となる。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。