おすすめのプロモーション

<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア全土で9月21日から23日まで行われた伝統行事「プチュンバン祭」において、旅行者数が前年比20.1%増の214万4224人を記録した。
カンボジア観光省によれば、旅行者の大多数を国内観光客が占めており、一部では外国人旅行者の姿も見られた。
総旅行者数のうち、国内旅行者は約211万9000人で前年同期比21.2%の増加となり、外国人旅行者は2万4443人であった。
最も多くの旅行者が訪れたのはシェムリアップ州で23万8201人に上り、次いでバッタンバン州が21万8706人、プレアシアヌーク州、コンポンチャム州、コンポンチュナン州が続いた。
特にバッタンバン州では、前年よりも約2500人多い観光客が訪れ、プノンサンポーやバナン山、カンピンプイ湖などの観光名所が人気を集めた。
地方当局は観光警察や関連機関と連携し、サービスの質の向上と安全対策の強化に努めた。
観光客増加の背景には、タイとの国境問題による国民感情の変化、ならびに道路や観光施設の整備が進展したことがあるとされる。
カンボジア王立アカデミーのヤン・ピア事務総長は、国内における愛国心の高まりが旅行需要を後押ししているとの見解を示している。
また、プチュン・ベン祭期間中には、春分観測を目的としてアンコールワットに3万6300人が訪れたものの、天候不良により明確な太陽観測は実現しなかった。
来訪者の大部分は国内からの旅行者であった。
加えて、プノンペン市当局は、祭期間中の市民の移動を支援するため、公共バス597台を無料運行した。
これにより計9万2521人がバスを利用し、前年の7万1360人から約30%の増加となった。
市民は移動コストを大幅に抑えることができたとしており、今後も祝祭時の無料交通サービスは継続される見通しである。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。