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<写真:Khmer Times>
丸紅がカンボジア農村部における安全な水の供給事業を展開するクメール・ウォーター・サプライ・ホールディングス(KWSH)に戦略的出資を行い、新たな株主として参画した。
今回の出資はKWSHの資本調達ラウンドの一環であり、既存株主であるインシター・パートナーズも追加入資を実施している。
KWSHは地方に点在する水道施設を買収・近代化することで、安全な水道水の安定供給を実現しており、現在は15万人以上の住民にサービスを提供している。
従来、安全性に乏しい地表水や遠方の井戸に依存していた農村部の住民にとって、同社のサービスは生活環境の改善につながっている。
丸紅は水インフラ分野で培った国際的な知見を活かし、KWSHの地域展開の加速を支援する方針である。
同社インフラ部門部長は「丸紅のグローバルなノウハウとKWSHの地域密着型の運営を組み合わせ、カンボジアの持続可能な水サービスの発展に寄与したい」と述べている。
KWSHは今後、既存施設の拡張、新規接続の増加、未供給地域でのライセンス取得、サービス水準および運営体制の強化に向けて、新たな資金を投じる計画である。
過去には、インフラコ・アジアからの230万ドルの投資により、約600kmの配管整備を実現した実績もある。
同社の運営モデルは、2025年に開催された第5回カンボジア水会議において高く評価され、大規模および中規模の水道事業者部門でそれぞれ全国1位および2位の評価を受けた。
今回の出資は、カンボジアのベンチャーキャピタル市場において、スタートアップ企業が持続可能な投資先として成長し得ることを示す象徴的な事例と位置づけられる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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