カンボジアと日本、職業技能訓練で協力を強化

カンボジアと日本、職業技能訓練で協力を強化
2025年11月14日(金)00時00分 公開
カンボジアと日本、職業技能訓練で協力を強化

<写真:khmertimeskh.com>


カンボジア政府は、日本側団体との間で職業技能訓練分野における協力を一層強化する方針を示した。

 

労働・職業訓練担当大臣であるヘン・スール氏は、日本カンボジア協会(JCA)の高橋文明会長と会談し、両国の若年層を対象とした職業訓練および就労機会の拡充に合意した。

 

スール大臣は、JCAによる日本国内でのカンボジア人就労支援、特に高齢者ケアや自動車整備といった人手不足が深刻な分野における取り組みを高く評価した。

 

その上で「当省は技術能力の構築、労働力の競争力強化、そして日カン両機関の長期的なパートナーシップの支援を全面的に進める」と述べた。

 

これに対し、高橋会長は「カンボジア人の日本派遣や企業参画によって、すでに具体的な成果が生まれている。今後はさらに支援を深めていきたい」と応じ、カンボジア政府による協力体制の一層の強化を要請した。

 

両者は、訓練プログラムの拡充、雇用交流の促進、民間企業の協業推進などを通じて、カンボジアの包摂的かつ持続可能な経済発展を支える枠組みを構築していくことで一致した。

 

同日、上院議長のフン・セン氏もJCA代表団と面会し、これまで日カン両国民および両国企業間の関係強化に果たしてきた役割を称賛した上で、日本企業によるカンボジアへの投資拡大を積極的に支援する姿勢を改めて表明した。

 

カンボジア政府は、人材育成を国家成長戦略の柱と位置づけており、今回の協力強化はその具体化に向けた重要な一歩と位置づけられる。

 

 

 

[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

ホットニュース

Choose Classified categories