関税撤廃で対カンボジア輸出、前年同期比96%の急増

関税撤廃で対カンボジア輸出、前年同期比96%の急増
2026年01月22日(木)00時00分 公開
関税撤廃で対カンボジア輸出、前年同期比96%の急増

<写真:khmertimeskh.com>

 

米国商工会議所カンボジア支部のケーシー・バーネット会長は、カンボジアが米国製品に対する関税を撤廃したことにより、対カンボジア輸出が大幅に増加したと明らかにした。

 

同氏によれば、カンボジアは2025年8月以降、米国産すべての品目に対し関税を免除し、米国からの「相互関税」引下げ要請に応じた。

 

この措置の結果、2025年8月から12月までの米国からカンボジアへの輸出額は、前年同期比で96%の増加を記録した。

 

全85カテゴリーのうち54カテゴリーで輸出が拡大し、特に精製石油製品は輸出額が9倍に跳ね上がった。

 

また、タイ産製品から米国産製品への切り替えが進み、乳製品、自動車部品、プラスチック、紙・繊維原料、機械類、食品といった幅広い分野で輸出の伸びが見られた。

 

今回の協定は米国に有利な内容とされる一方で、バーネット氏は米カンボジア間の貿易不均衡にも言及した。

 

2024年の統計では、カンボジアから米国への輸出額が約70億ドルに上るのに対し、米国からカンボジアへの輸出額は約3億ドルにとどまっている。

 

この格差の背景には、カンボジア国内の購買力の低さに加え、製品登録手続きの煩雑さや規制によって、米国製品の流通が妨げられている現状があるという。

 

さらに、今回の「相互貿易協定」には米国側の要請を反映し、カンボジアの制度改革を促す条項も盛り込まれている。

 

具体的には、独立した労働裁判所の設置、公的サービス手数料の透明化、不正防止策の推進などが挙げられ、これらの施策は米国との信頼関係を深めるだけではなく、カンボジアのガバナンス強化にも寄与することが期待されている。

 

今回の輸出増加に関するデータは、カンボジア税関総局の貿易統計に基づいている。

 

 

 

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