中国人観光客が減少、アンコール遺跡群の観光回復に課題

中国人観光客が減少、アンコール遺跡群の観光回復に課題
2026年03月09日(月)00時00分 公開
中国人観光客が減少、アンコール遺跡群の観光回復に課題

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア北西部シェムリアップにある世界遺産アンコール遺跡群を訪れる中国人観光客が、2026年初めに大きく減少した。

 

治安や国のイメージを巡る懸念が、観光回復の足かせとなっている。

 

国営アンコール・エンタープライズが公表した報告によれば、1~2月にアンコール遺跡群を訪れた中国人は1万4334人で、前年同期の2万3536人から39%減少した。

 

かつてカンボジア観光における最大の訪問国であった中国は、現在では訪問者数で米国、フランス、英国に次ぐ4位に後退している。

 

専門家は、この減少の背景として地域情勢の不安定さと国の評判低下を挙げている。

 

オンライン詐欺拠点の存在に対する懸念や、隣国タイとの国境を巡る緊張が影響している可能性が高いと指摘されている。

 

アンコール遺跡群は面積約401k㎡に及び、9世紀以降に建てられた91の寺院を含むカンボジア最大の文化遺産である。

 

訪問者の構成には変化が見られるものの、同国観光の中核的資源であることに変わりはない。

 

カンボジア政府は観光回復に向けた対策を進めている。フン・マネット首相は、国内のオンライン詐欺拠点を2026年4月までに一掃する方針を表明した。

 

また、中国人観光客を対象に、6月15日から10月15日までの期間限定でビザ免除措置を試行する予定である。

 

航空路線の拡充とビザ免除措置が実現すれば、年後半にかけてアンコール遺跡群への中国人観光客の回復につながる可能性があるとみられている。

 

 

 

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