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<写真:khmertimeskh.com>
世界気象機関(WMO)は、エルニーニョ現象の発生確率が高まり、今後数カ月間に異常高温や極端な気象のリスクが増大するとの見通しを示した。
国連の気候機関であるWMOは6月2日の発表で、エルニーニョが8月までに発生する確率は80%、少なくとも11月まで継続する可能性は90%に達すると指摘した。
熱帯太平洋で急速に進むこの現象により、世界の気温上昇や降雨パターンの乱れが見込まれる。
エルニーニョは中部から東部太平洋の海面水温上昇に伴う自然現象で、地球規模で気温を押し上げるほか、各地の降水に影響を及ぼす。
今回の発生は海中の水温が平年より最大6度高い異常な状態に支えられているとされる。
WMOは、現象が少なくとも中程度の強さに達する可能性が高く、今後の状況次第でさらに強まる可能性があると警告した。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、温暖化が進む中で影響が一層深刻化するとして、各国に対し対策強化と早期警戒体制の整備を求めた。
また、WMOのセレステ・サウロ事務局長は、干ばつや豪雨、熱波、海洋の温暖化といった深刻な影響への備えが必要であると強調した。
2023~24年のエルニーニョは観測史上有数の強さとなり、記録的な高温の一因となったという。
季節予測では、6月から8月にかけて世界のほぼ全地域で平年を上回る気温が見込まれ、熱ストレスや干ばつ、極端な降雨のリスクが高まる。
地域別では南米やアフリカの角、中央アジアで降水量増加が予想される一方、東南アジアやオーストラリア、カリブ海地域では干ばつ傾向が強まるとされる。
さらに、太平洋中部から東部では熱帯低気圧の発生が活発化し、大西洋では抑制される傾向がある。
WMOは、気候変動がエルニーニョの発生頻度自体を増やすわけではないものの、大気中の熱や水分の増加により影響を強めると指摘した。
政府や人道機関、農業など気候の影響を受けやすい分野にとって、季節予測と早期警戒システムの活用が重要になるとしている。
カンボジアでは、エルニーニョ時に高温と乾燥が進み、深刻な干ばつを引き起こす。
世界銀行のデータによれば、メコン川の水位低下により、コメ生産量が平均で約1割減少する可能性があり、農業生産や農村経済に影響が及ぶ。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。