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<写真:Khmer Times>
カンボジア水資源気象省(MOWRAM)は、9月に猛暑と干ばつが予想される中での水不足を懸念し、農民に節水を呼びかけた。
MOWRAMのChan Youttha長官によれば、カルダモン山地、コンポンスプー州、バッタンバン州の一部を除く全国で、今月の降雨量が少なくなっている。
同長官は「バッタンバン州のStung Prek TnaotとSangke地区では先週、洪水が発生したものの、雨不足のため被害は限定的であった」と指摘した。
また、「エルニーニョ現象の影響で今後2週間、中程度の干ばつの可能性が高まっている。異常降雨や干ばつが世界各地で発生しており、カンボジアも例外ではない」と述べた。
実際にカナダやアメリカ北部、ヨーロッパ諸国では熱波が発生しており、アメリカのハワイ州では雨不足が原因で火災が発生し、多大な被害をもたらしている。
コンポンスプー州水資源気象局のNhanh Cheab Heng局長は、同州で5000〜6000haの土地が既に水不足を経験しており、稲作への影響が出始めていると伝えた。
同局長は「現時点で適切な灌漑を受けている田圃は全体の50%しかなく、さらなる雨が降らなければ、影響はより深刻になる」と警告した。
同州Thpong地区Omlaingコミューンの農民、Sou Nhen氏は「もし近日中に雨が降らなければ、多くの家族が影響を受け、田圃が被害を受ける」と話している。
同氏は同州当局に、貯水池から早急に放水するように求めた。
昨年は同じ時期に雨が豊富であったが、今年はそのような恵みがなく、多くの田圃が影響を受けているという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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