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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア保健省は、ニパウイルスの感染リスクを回避するため、コウモリ、オオコウモリ、アナツバメといった野生動物との接触を控えるように国民へ呼びかけている。
これは感染症対策局長であるリ・ソバン氏が、情報省発行の記事を通じて明らかにしたものである。
ソバン氏は特に、野生動物の生息地周辺に居住する住民に対し、こうした動物との直接的な接触を避けるように警告している。
また、アナツバメの巣から唾液を採取する作業に従事する者には、防護服、手袋、マスクの着用を徹底するように求めている。
世界保健機関(WHO)もまた、オオコウモリがニパウイルスの保有宿主である可能性に懸念を示しており、観光地や都市部に生息するこれらの動物が、公衆衛生上のリスクになっていると警告している。
現在のところ、カンボジア国内において人への感染は確認されていないが、警戒が強まっている。
ソバン氏は、対象となる動物と接触した履歴があり、発熱、激しい頭痛、嘔吐といった症状が現れた場合には、速やかに医療機関を受診し、検査と治療を受けるように強く促している。
過去にパスツール研究所カンボジア支部が実施した調査では、約4000匹のオオコウモリのうち30匹からウイルス陽性が確認された。
一方、同地域の住民約4000人に対して行われた検査では、全員が陰性であった。
ニパウイルスはパラミクソウイルス科に属し、動物から人へ感染するだけではなく、感染者の唾液や尿などを通じて人から人への感染も確認されている。
感染すると、インフルエンザ様症状のほか、重度の呼吸器疾患や脳炎を引き起こす恐れがある。
新型コロナウイルスの世界的流行を経た現在、科学者たちは次なるパンデミック候補としてニパウイルスの脅威にも強い警戒を示している。
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