おすすめのプロモーション
<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア保健省は11月16日、首都プノンペンのチュロイチャンヴァー区キエンクレアン村に住む22歳の男性が、H5N1型鳥インフルエンザに感染して死亡したと発表した。
同国における2025年のヒト感染報告はこれで17例目となり、うち6人が死亡している。
保健省によると、患者は発熱、咳、呼吸困難といった重篤な症状を示し、集中治療を受けたものの、16日午前9時41分に死亡が確認された。
現在、国および地方の緊急対応チームが農業省や地方当局と連携し、感染源の調査、濃厚接触者の追跡、抗ウイルス薬「タミフル」の配布、地域住民への予防啓発活動を進めている。
H5N1型鳥インフルエンザは主に感染した家禽との接触を通じて人に感染する。
感染した場合、重篤化することが多く、早期の入院治療が求められる。
現時点では人から人への感染は稀とされるが、ウイルスの変異により将来的に感染力が強まる可能性も否定できない。
保健省は、発熱や咳、呼吸困難といった症状があり、過去14日以内に病気または死亡した家禽と接触した可能性のある者に対し、速やかな医療機関の受診を呼びかけている。
また、病気の家禽との接触を避けること、調理前の防護具の着用、肉類の十分な加熱、手洗いの徹底といった基本的な衛生管理の徹底が重要であると強調している。
さらに、村内で多数の鶏が死亡したり、住民の間でインフルエンザ様の症状が確認された場合には、直ちに医療機関に相談するように注意喚起を行っている。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。