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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアの首都プノンペン市は、年越しを祝う行事の一環として、12月31日から翌年1月2日までの3日間にわたり、観光名所であるチャクトムック・ウォークストリートを再開する。
期間中、歩行者天国となる同エリアには、地元特産品や伝統料理の屋台が立ち並び、伝統芸能や現代アートの展示も実施される予定である。
これにより、観光振興および地域経済の活性化が図られる見通しである。一方、群衆の安全確保を理由に、例年行われていた花火の打ち上げは今回は中止された。
プノンペン市の報道官は「BBCが2026年の旅行先トップ20にプノンペンを選出したことを記念する意味合いもある」とイベントの意義を強調した。
しかしながら、カンボジアとタイの国境で続いていた武力衝突の影響から、祝賀ムードの過熱に対する懸念も根強い。
市民団体「発展と平和のための民衆センター」の代表は、「国境紛争で被害を受けた家庭や負傷兵、避難民の支援にこそ予算を充てるべきである」と主張している。
また、哲学者のチョート・ブンタン氏も、「質素な祝賀こそが社会の安定と国民の心の平穏につながる」との見解を示した。
カンボジアとタイは12月27日、停戦合意に至り、両国の軍は現状維持および挑発行為の自制を確認した。
今回の衝突では、30人以上が死亡し、約100人が負傷、50万人を超える住民が避難を余儀なくされたとされる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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