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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアの上院議長フン・セン氏は6日、タイ人が同氏の写真を射撃の的にしたとされる動画が拡散されたことを受け、国民に対してタイ製品の購入とバーツ通貨の使用を控えるように呼びかけた。
声明の中でフン・セン氏は「この行為は非道であり、文明国を自称する者の振る舞いとは思えない」と非難した。
同氏はSNSを通じて「我々は道徳を失ってはならず、挑発には冷静に対応すべきである」と訴え、国民に対してタイ国王や指導者の写真を使った報復行動を慎むように求めた。
また「カンボジアは小国で経済的に脆弱であっても、道徳においては弱くあってはならない」と強調した。
対応策としてフン・セン氏は、暴力や侮辱的行為ではなく「タイ製品の不買」と「バーツからリエルまたは米ドルへの通貨切り替え」によって抗議の意思を示すべきであると提案した。
タイ側の一部指導者が「国境封鎖によりカンボジア経済に打撃を与えられる」と発言したことに対しては「我々は毎年50億ドル以上をタイ製品の購入に費やしている。この資金を国内製品に振り向ければ、カンボジア経済の強化につながる」と反論した。
さらに「我々は物乞いではなく、対価を支払って正当に取引を行っている」と述べ、タイ側の発言に釘を刺した。
国境地帯の住民に対しては「速やかにバーツをリエルまたは米ドルに交換すべきである。バーツは将来的に圧力の手段として利用される可能性がある」と警告した。
フン・セン氏は最後に「通貨の切り替えは単なる経済行為ではなく、国家の金融主権を守る重要な行動である」と強調し、国民に対して冷静かつ戦略的な対応を呼びかけた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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