カンボジアの新規投資600件、雇用40万人超を見込む

カンボジアの新規投資600件、雇用40万人超を見込む
2025年11月27日(木)00時00分 公開
カンボジアの新規投資600件、雇用40万人超を見込む

<写真:khmertimeskh.com>

 

カンボジア労働職業訓練省は、1月から10月にかけて572件の工場および企業による新規投資を承認し、約40万人分の雇用が創出される見通しであると発表した。

 

この動きは、特に隣国タイからの帰国労働者にとって、国内での就業機会を拡大する重要な取り組みとされる。

 

同省の報道官スン・メサ氏によれば、現在カンボジア国内には8万件を超える求人が存在しており、帰国者や求職者に対して、国内での就業を最優先に検討するように呼びかけている。

 

2025年10月時点で、国内には約4万6000の工場および企業が活動しており、総勢200万人以上の労働者が従事している。

 

中でも、繊維・縫製産業は1810件の事業所が稼働し、約110万人の雇用を支える主要産業となっている。

 

一方、南部のタケオ州においても、2025年1月から10月の期間中に149件の新たな工場や企業が設立された。

 

ウェイ・サムナン州知事によれば、これらは農業、アグリビジネス、縫製、履物製造など多岐にわたる分野に及ぶという。

 

投資誘致に際しては、若く有能な労働力、整備の進んだインフラ、大型運河を活用した輸送網、安全な治安環境といった地域の強みを積極的にアピールしてきたと述べている。

 

現在、タケオ州内では計819の工場が操業しており、12万人超の雇用を提供している。

 

そのうち、135件が縫製・履物関連の企業であり、10万人以上の労働者を雇用している。残る684件はその他の業種に属し、2万5,000人以上の雇用を創出している。

 

このように、全国および地方レベルで進む新規投資の拡大は、カンボジア経済の成長基盤を支えるとともに、雇用創出と社会安定にも大きく貢献するものと期待されている。

 

 

 

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