おすすめのプロモーション

<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアの元首相で上院議長のフン・セン氏は、タイが一方的に国境を閉鎖したことにより、タイ製品の輸入が抑制され、国内産業の発展が促されたとして「タイに感謝する」と述べた。
発言は両国間の国境紛争が休戦合意下にある状況を踏まえて行われたものである。
フン・セン氏は「閉鎖を決めたのはタイであり、再開もタイの判断に委ねられる」「仮に100年閉鎖されてもカンボジアは滅びない」と断言した。
国境閉鎖の影響については、カンボジア国内で愛国心から地元製品の購買が増加し、物資供給も確保され、インフレ率も低水準に維持されていると説明した。
また、こうした状況はマクロ経済管理が有効に機能している証左であると強調した。
さらに、日本を含む国際的な輸送や投資に関わる企業に対しては、まずタイ側との協議を求める一方で、カンボジア政府としてはすでに貿易や通行を許可する準備が整っていると表明した。
今回の発言は、国境問題が外交および経済の両面で依然として大きな影響を与えていることを示している。
タイによる国境閉鎖は、商取引や物流に制約をもたらす一方で、カンボジア国内における生産振興と消費の国内回帰を後押しする契機となった。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。