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<写真:khmertimeskh.com>
タイのアヌティン・チャーンウィラクル首相は20日、カンボジアとの国境再開に関する最終決定権が王立陸軍(RTA)にあるとの認識を示した。
バンコク発の報道によれば、タイとカンボジアの間で続く緊張が国境政策に影響を与えており、経済面への悪影響も深刻化している。
同首相はシーサケット県を訪問した際、カンボジア側による挑発的な行動、特に市民を「人間の盾」として利用するような事例が続く限り、政府としては交渉に応じる考えはないと述べた。
これにより、国境再開は軍が定める安全保障上の条件を満たすことが前提となる。
現在の国境閉鎖は小規模商店や物流、観光をはじめとした地元経済に深刻な影響を及ぼしている。
沿岸部や国境周辺では、地域経済の停滞が顕著であり、エコノミストはこの状態が長期化すれば投資家の信頼を損ない、経済成長の妨げになると警鐘を鳴らしている。
同首相はまた、外交交渉や条件設定は政府が担うものの、現地での安全確保や国境管理の実行、そして再開に関する最終的な判断は軍に委ねられていることを明言した。
一部では国境検問所の再開も検討されたが、軍および一部住民の反対により保留された経緯がある。
再開の時期については依然として見通しが立っておらず、現地の事業者や住民の間では、生活や収入に直接関わる不透明な状況への不安が高まっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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